まどろみ消去

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11編が収録されている全編書き下ろし。

文章によってしか作れないメカ。森氏の短編にはそんな印象を与えるものがあります。
熟練工の手になるこの精密機械は、きっと、今の自分では感知不能な部分のネジ一つひとつまできっちり締められている……。読めばきっとそんな畏怖を感じるはず。
絵も音もない文章でしかできない、そしてだからこそ有意な技巧。
それを森氏は見せてくれます。

人形式モナリザ

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森作品の中で、最も過小評価されている作品だと思う。
冒頭と章題で引用されているエルンスト「百頭女」の切れ味と言い、全体の文学的雰囲気と言い、最高なのに。殊に最後の一行、ここで読者は体が震えるほどの衝撃に襲われる。
だが、これが分からない人が多いらしい。何故だろうか?森氏の思考に沿って感覚的な読み方をすれば、絶対に分かるはずである。是非読んでみてほしい。最高だから。


冷たい密室と博士たち

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S&Mシリーズの第2作。本作も『理系』がふんだんに味付けに使われている。
フロッピーの消えたディレクトリを探すシーンでは『Norton Un Erace』が飛び出すかとドギドキしたが、敵も超知的故に『Norton Wipe Info』しているかもしれずとも思ったがそこまではやりませんでした。それでも連絡は何とtelnetだし、UNIXのコマンド(かなり初歩的だが・・・出てくるたびに変に嬉しくなったりする不思議な作品。

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スカイ・クロラ

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著者が常に代表作であると意識している作品は『スカイ・クロラ』シリーズだという。
刊行順での1作目は『スカイ・クロラ』だが、作中の時系列では最後にあたる内容であるが
「どの巻から読んでも差し支えは無い」と語っている。

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夏のレプリカ

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封印された夏の日の記憶!
眩い夏、不可解な誘拐事件、蘇る過去
真実は、偶数章だけで明かされる。

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幻惑の死と使途

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天才マジシャン、死してなお奇跡を呼ぶ――
事件は、奇数章だけで描かれる。

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封印再度

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岐阜県恵那市の旧家、香山家には代々伝わる家宝があった。
その名は、「天地の瓢」と「無我の厘」。
「無我の厘」には鍵がかけられており、「天地の瓢」には鍵が入っている。
ただし、鍵は「瓢」の口よりも大きく、取り出すことが出来ない。

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今夜はパラシュート博物館へ

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N大学医学部に在籍する小鳥遊練無は、構内で出会った風変りなお嬢様に誘われて「ぶるぶる人形を追跡する会」に参加した。
大学に出没する踊る紙人形を観察し、謎を解こうというのだが…。
不可思議な謎と魅力的な謎解きに満ちた「ぶるぶる人形にうってつけの夜」ほか

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工作少年の日々

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作れ!
工作系ミステリィ作家のモノ作り日常エッセィ集
掃除機を分解修理し、ミニチュア鉄道を庭に敷設し、さらなる工作生活の充実のためにガレージまで建てて、夜な夜な旋盤を回し、部品を削る──。
手になじんだ工具への愛着、空を駆ける模型飛行機への憧れ、パーツを探した模型店の思い出などにふれつつ、小説の創り方や人生哲学もさらりと語る、「モノを作る幸せ」に充ちたエッセィ集。

Φは壊れたね

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おもちゃ箱のように過剰に装飾された密室で発見された宙吊り死体。
死体発見の一部始終は室内に仕掛けられたビデオで録画されていた。
冴え渡る森ミステリー!